やまなし

Mが暗唱する「やまなし」が、相当くせになる心地よさ。


クラムボンはわらつたよ。』

クラムボンはかぷかぷわらつたよ。』

クラムボンは跳てわらつたよ。』

クラムボンは死んだよ。』

クラムボンは殺されたよ。』



「死んだよ」の所で、あきらかにテンションを落として読む。



クラムボンは一般的に、「蟹」なんじゃないかと言われているようだけど、私のイメージしていたのは、なんだか丸くてふわふわしているもの。毬藻のようなやつ。「ボム」という音からきたと思われる。
Mはアメンボみたいなものを想像しているらしい。


皆の想像しているクラムボンは、どんなだろうか?



やまなし (画本宮沢賢治)

やまなし (画本宮沢賢治)